宝塚つ・む・ぐの家をご利用された住人のご家族様から、お手紙をいただきましたのでご紹介いたします。
「つむぐの家」に入居出来て、最期を共に看取って頂き、娘である私たちは救われた気持ちでいっぱいです。
そして母をつむぐに来てやっと一人の人生ある人間としてみて頂けたと思います。サ高住にいた時は淋しい、淋しいと言っていたので最期を3人で看取れ母を独りで逝かせなくて本当に本当に良かった。「つむぐの家」の皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。
私が祖母と一緒に「つむぐの家」で過ごした14日間はかけがえのない日々となりました。
母と祖父の死を経験しましたが、こんなにも心穏やかに、悔いなく一瞬、一瞬を大切にして死と向き合いながら最期の時間を大切に過ごすことが出来たのは初めてでした。面会の度に笑顔で迎えてくださる度に心が和みました。皆さんに出会えたご縁に感謝の気持ちでいっぱいです。
父の為に大切な会議室を空けてくださり、病院の退院の段取りをリードして頂き本当に良かったです。
コロナの心配な中、毎日の家族の面会を許してくださり、父のベッド上の細々な願いを丁寧に聞いてくださり、父も満足の思いで心豊かに逝く事ができました。皆様の色々の御親切は心に沁みました。
1人暮らしが無理になって一時ショートステイにお世話になった時は、冷え冷えとした感じの所にポツンと居ていつもの兄らしくない硬い表情で心が痛みました。その後「つむぐの家」に入れて頂き家庭的な居心地が良さそうな雰囲気の中、皆さんが細やかな心遣いでお世話してくださっているのを見て、安心してお任せしておりました。兄にとって幸せであったと心から感謝致します。
末期の食道がん(腺癌)で、病院(14日間入院)で今後は緩和ケアへと言われた。つむぐの存在を熟知していたので、「つむぐ」にすぐに連絡。直地に主治医とケアマネジャーを手配してくださり入居が決定。どんなにほっとしたことか。思わず落涙でした。
毎日最高の介護をしていただき、スタッフの話かけでこれまで聞いたことのない妹の考えや思いを知ることができました。
最後は眠る日々が続き、今井ドクターから「眠り姫」と声をかけてくださったので。私から「では先生は王子様」というと照れ笑いされていました。
私ができたことはただ傍にいるだけ。話ができなくなると耳だけは聞こえていると知っていたので、ひたすら妹の知っている歌を歌いました。
あれこれ、遺言めいたことを言ってくれていたので(正式な遺言書は病院にいる時に作成していた。税理士だったので完璧)「全部ちゃんとするからね」と安心させた。
永遠の眠りについたのは20日の深夜1時ごろ。自宅に帰っていた日で、タクシーが呼べずじまい。日ごろ万一のことがあってもつむぐさんにお任せしようと考えていたので、そう言うとスタッフの方が車で迎えにきてくださり、最後の別れが十分できありがたいことでした。美しくエンゼルケアをしてくださいました。
死出の服も妹は指定していたが、地味ではかわいそうだったので、予め実家でピンクの服を取り寄せていたのでそれを着せていただいた。「あっちでもいろんなところへいきなさいね」とバッグも入れました。葬儀場では宿泊不可だったのでつむぐでおいていただき、翌日は玄関から出棺させていただいた。いらしたスタッフ全員で見送っていただいた。
妹も私も幸せ者です。
*Oさんはご主人様も末期癌で入居されていました
父との最後の時間は僅かな間でしたがゆっくりとした流れに感じ、今でも最近の事のように場面、場面がはっきり浮かびます。
コロナの為に病院であれば面会も厳しく制限されていた時期でもあり、「つむぐ」の静かな環境で父や母、親しい方々と共に一時をすごせた事とても感謝しております。
母は一昨年入居させて頂いてから自宅を離れた事、父を亡くした事で不安や寂しさが強かったと思いますが、面会時の様子では、この頃は以前よりも落ち着いている様に感じます。
スタッフの皆様がいつも温かく接してくださったので安心して暮らさせて頂いていると思います。
*入居されて10日後のお手紙です
母の様子を細かくご報告して下さるおかげでとても安心しております。
お忙しい中家族にもお気遣い頂き本当に感謝しております。
ご報告の中でスタッフの方々の優しい心配りや温かい声かけや対応がひしひしと感じられ、読むたびにこちらの方が心温まり笑顔になれます。
きっと母も打ち解けて温かいスタッフの方々に囲まれて笑顔いっぱいで暮らせていると思います。本当に感謝しております。